2017年の12月に発売されたスズキのクロスビー!
見た目はハスラーに似ていますが、軽自動車ではなく普通車です。
気になる定員はといいますと…5名です。
クロスビーはコンパクトSUVという車種に属しますが、軽自動車ハスラーにはない優れているところが満載!
この記事を読めば、普通車としてのクロスビーの魅力とコストパフォーマンスが良く理解できます。
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スズキ・クロスビー(XBEE)は普通車だけど何人乗り?
冒頭でも述べましたが、クロスビーは「5人乗り」です。
上の写真の後部座席を見ますと、
「アレ? 真ん中に座る人のヘッドレストがないやん」
と思われるかもしれませんが、真ん中に座る人のシートベルトはちゃんとしたあります。
れっきとした定員5名のクルマですので、ご安心を。
しかし、真ん中に座る人の幅は、結構狭いです。
子供が乗るには問題ありませんが、大人3人が乗るには窮屈に感じるかもしれません。
下の写真は笑っていますが、真ん中の女性は窮屈そうですね。肩と肩が被さってます。
ただし、後部中央座席が狭いことを除けば、クロスビーは居住性に優れた良いクルマです。
ヘッドクリアランスが十分に確保されているので圧迫感は感じません。180cmの男性でも問題ないでしょう。
そして、後部座席も最大で16.5cmもシートスライドし、前座席との空間が確保されています。
もちろん、前座席もゆったりできる空間を確保していますよ。
サイドブレーキには足踏み式が採用されており、運転席と助手席の間には空間がありますので頑張ればセンターウォークスルーもできます。
運転席と助手席の間には空間は20cm位あるのですが、肘掛が邪魔をするので実質幅は15cm位しかありません
子供なら問題ないですが、大人ならギリギリできるかできないかという線です。
大柄な男性はウォークスルーはやめといた方が良いですね(足がパンパンでキツイで痛いと思うので)
SUVということもあり、視線も高目ですので見晴らしは良いです。
橋の上などからの景色も、堪能できるかと思いますよ。明石海峡大橋とか良いと思います。
少し、脱線しましたが…
クロスビーは定員5人で、後部中央座席の幅が狭くヘッドレストがない点を除けば居住性に富むクルマと言えます。
スズキ・クロスビー(XBEE)は子供は3人だと6人乗車可能?
クロスビーの定員は5名であることはわかりましたが、条件によっては6名乗車が可能になることをご存知でしょうか?
法律では以下になっております。
第五十三条
前項の乗車定員は、十二歳以上の者の数をもつて表すものとする。この場合において、十二歳以上の者一人は、十二歳未満の小児又は幼児一・五人に相当するものとする。
難しいことを言っているように思いますが、要するに
「11歳以下の子供は3人で大人2人としていいよ」
という事です。
条件はあくまで年齢で、身長や体重は問われないようですので、11歳でめっちゃ成長している子供にも適用されそうです。
なので、クロスビーにも大人3名、子供3名までは乗車できます。
しかし、1人はシートベルトがない状態なので安全上は好ましくありません。
またこのケースではチャイルドシートの着用義務も免除されるようですが、危ないから着用を義務付けているのに本末転倒だと筆者は思います。
特に大事なお子さんを乗せるのであれば、絶対に通常は5人で乗車した方が良いです。
スズキ・クロスビーは子供にも安心!チャイルドシート・ベビーカーなど
ちなみに、6名まで可能といっても助手席に子供2人乗せるのは無理があるので、後部座席に子供3人と大人1人が乗ることになります。
助手席と運転席の大人2名と合わせ6名ですね。
お盆で親戚同志が集まって相乗りする場合とか、特別な場合は利用するシーンがあるかもしれません。
クロスビーの定員について、わかって頂いたところで、次は軽自動車のハスラーとの違いについてご紹介いたします!
スズキ・クロスビー(XBEE)と軽自動車ハスラーの違い
ハスラーとの違いを述べる前に、まずは普通車と軽自動車の違いについて触れてみます。
普通車と軽自動車の違い
普通車と軽自動車の違いについて、軽自動車の定義から考えてみましょう。
道路運送車両法によると、以下の条件を全て満たしたものが軽自動車と定められています。
【2018/11月現在】
- 全長:3,400mm以下
- 全幅:1,480mm以下
- 全高:2.0m以下
- 排気量:660cc以下
- 乗車定員:4人以下
- 貨物積載量:350kg以下
単純に考えると普通車は、この条件以上の事を叶えることができます。
驚いたことに、軽自動車といいながら軽さ…つまり重量は条件にないんですね。
極端なことを言えば、めっちゃ重たい軽自動車(3トン)とかも論理上はあり得えます。
ちょっと脱線したので、話を普通車と軽自動車の違いに戻しますね。
わかりやすい大きな違いは「乗車定員の4人以下」という箇所です。
これはどうしようもない部分ですので、軽自動車と普通自動車の大きな違いと言えます。
見えにくい部分では、全長が規制されていることで安全性が軽自動車は普通車より劣ると言えます。
ただ、最近の軽自動車は運転席の安全性は普通車と変わらないレベルだと思います。
前からの衝突もクラッシャブルゾーンなどをきちんと設けているでしょう。
クラッシャブルゾーンとは、衝突時にあえて潰すことでそのエネルギーを吸収させて、人や荷物を保護する働きを持つ空間のことです。
じゃぁどこの安全性が弱いのかと言いますと…
「後ろからの衝突安全性です。」
全長が規制されることで、後部座席と後ろの間隔が犠牲になっている軽自動車が多いと思います。
間隔が狭いところに、トラックなどが衝突するとかなり危険な状態になることが想定されます。
子供を後部座席に乗せる機会が多い方は、気になるところです。
あと、細かいところではナンバープレートが違います。
軽自動車(自家用)は黄色地に黒文字で、普通車(自家用)の白地に緑文字ですね。
筆者が誤解を恐れずに言いますと、軽自動車と普通車の決定的な違いは、「定員の違い」と「後部座席の安全性」だと考えております。
続いて、クロスビーとハスラーの違いを検証していきましょう!
クロスビーとハスラーのデザインは似てるけど共有パーツは少ない?
初めにパッと見て、クロスビーはハスラーに似ていますよね。
ってことは、パーツも同じものを使っていると思われると思います。
しかし、驚いたことにクロスビーとハスラーで同じパーツを使用している箇所は、ほぼ無いのです。
「じゃぁ、クロスビーのベース車は何なの?」
かといいますと、実はイグニスです。
クロスビーとイグニスで共有しているパーツは多々あります。でもハスラーと同じパーツはほぼ皆無なのです。
ヘッドライトやAピラーを立てたフロントフォルムはクロスビーとハスラーは似ていますが、
よ~くみるとデザインもハスラーとは微妙に違うことがわかるかと思います。
バックスタイルなどはミニクロスオーバーにも似てますね。
ぱッと見のデザインについて1通りご紹介したところで、クロスビーとハスラーの違いを検証していきましょう。
クロスビーとハスラーの違い 【外寸・内寸・リアシートスライド量】
外寸は路地でのすれ違いや駐車のしやすさに影響し、内寸は居住性や室内空間に影響を及ぼします。
あと、リアシートのスライド量についても比較しました。
それでは早速、見ていきましょう。
クロスビー
- 外寸
長さ:3,760mm
幅 :1,670mm
高さ:1,705mm - 内寸
長さ:2,175mm
幅 :1,355mm
高さ:1,280mm - リアシートスライド量
165mm
ハスラー
- 外寸
長さ:3,395mm
幅 :1,475mm
高さ:1,665mm - 内寸
長さ:2,160mm
幅 :1,295mm
高さ:1,250mm - リアシートスライド量
160mm
分析結果
外寸の、長さで365mm・幅で195mmクロスビーの方が長いです。高さは40mmで大差ありません。
外寸ではクロスビーとハスラーではこれだけの違いがあるのに、内寸は意外とありません。
つまり、ハスラーは路地でのすれ違いや駐車のしやすさなどの取り回しがクロスビーより良く、居住性や室内空間はクロスビーとさほど変わらない
ということになります。
リアシートスライド量も同じ位です。
じゃぁ、ハスラーの方が良いのでは?
と思われるかもしれませんが、
クロスビーも全長が4mを切るコンパクトSUVとしては最小クラスですので取り回しは全く問題ありません。
そして、ハスラーの内寸がクロスビー同じだけど外寸が違うということは、後部のクラッシャブルゾーンが少ないということも繋がり安全性にも影響してきます。
先程、普通車と軽自動車との違いでお伝えした点ですね。
上記の寸法図をみて頂ければわかるかと思いますが、ハスラーとクロスビーで後部座席より後ろの空間の余裕が違います。
とはいえ、クロスビーもコンパクトなクルマですから安全とは言えません。
クラッシャブルゾーンは10cm違うだけでも効果があると言われていますので、クロスビーでもハスラーでもリアシートスライドは前足が当たらない程度でギリギリ前に設定した方が良いかと思います。
下の絵でいうと緑のクルマの後部座席に乗っている人の安全対策です。
あと、クロスビーとハスラーで外寸の高さが変わらないけど長さと幅が同じということはハスラーの方が走行の安定性には劣ると言えます。
ハスラーは軽自動車の規格の中で、室内空間は目いっぱい頑張っています。
しかし、後部座席の安全性とのトレードオフの部分も否めません。
これはハスラーだからというより、軽自動車そのものの課題と言えるでしょう。
クロスビーとハスラーの違い 【ホイールベース・地上高・車両重量】
続いて、ホイールベース・最低地上高・車両重量を見ていきましょう。
ホイールベースとは前輪と後輪のホイール間の距離のことです。ホイールベースは小回りに影響します。
最低地上高は悪路走破性に影響します。
地上高が高ければ雪道で雪がお腹につっかえて立ち往生することが少なくなりますね。
車両重量は様々な所に影響します。
車重が軽い方が、燃費や加速性が向上したり、雪道で滑りにくくなります。
クロスビー
- ホイールベース
2,435mm
- 地上高
180mm
- 車両重量
2WD:960kg
4WD:1000kg
ハスラー
- ホイールベース
2,425mm - 地上高
2WD:180mm
4WD:175mm - 車両重量
2WD:820kg
4WD:870kg
分析結果
ホイールベースはクロスビーとハスラーで、なんと10mmしか違いません。
クロスビーの小回りはハスラー並みに良いと言えます。
地上高は両車ともに概ね180mmですね。
ハスラーは最低地上高がクロスビーと同じですが全長と全幅はクロスビーより小さいので走行の安定性ではクロスビーに劣ります。
車両重量は当然ながらハスラーは軽いのですが、クロスビーも4WDでも1000kgを切っています。
ダウンサイジングターボなどの軽量化が効いているものと思います。
スズキ・クロスビーは全車ターボエンジン搭載!排気量1Lの馬力は?
クロスビーとハスラーの違い 【馬力・トルク・トランスミッション】
お次は馬力・トルクとトランスミッションです。
これらは走行性能に影響します。
クルマの運転で街乗りや高速走行での快適さの部分ですね!
クロスビー
- 最高出力(kW/rpm)
73<99PS>/5,500
- 最大トルク(N・m/rpm)
150<15.3kg・m>/1,700-4,000
- トランスミッション
6AT
ハスラー
- 最高出力(kW/rpm)
73<99PS>/5,500
- 最大トルク(N・m/rpm)
150<15.3kg・m>/1,700-4,000
- 燃費
インパネシフトCVT
分析結果
馬力(最高出力)・トルクともにクロスビーの方が圧倒的に優れています。
馬力99ps・トルク15.3kg・mは、スポーツカー並みといっても過言ではありません。
これはSUVとしてスズキがクロスビーにこだわった部分だと思います。
トランスミッションも燃費優先ではなくエンジンパワーの伝達効率を優先させた6ATであることからもそのコダワリが伺えます。
街乗りではキビキビ動き、高速の合流での加速・高速走行でも存分に力を発揮してくれるでしょう。
一方、ハスラーですが馬力64PS・トルク9.7kg・mも軽自動車としては立派です。
街乗りや高速の合流では問題ないレベルと言えます。さすがに高速走行は少ししんどいかもしれません。
トランスミッションはこちらは燃費の良いCVTが採用されています。
クロスビーほどハイパワーではないので、伝達効率をさほど気にしなくて良いためCVTが採用されたと思われ、コンビネーションとしては良い組合せだと筆者は思います。
クロスビーとハスラーの違い 【燃費・価格】
最後に燃費と価格です。
価格は初期費用ですし、燃費は固定費に影響しますね。
グレードは両車ともに装備が同等の上位グレードで比較しました。
カラーも価格に影響しますので、人気のピュアホワイトパールを選択しております。
上位グレードで比較した理由は、安全装備やクルーズコントロールなどを標準装備していてお得なので、売れ筋グレードと想定されるためです。
クロスビー HYBRID MZ
- 価格(税込)
2WD:206.8万円
4WD:221.0万円
※カラーはピュアホワイトパール(+21600円)で算出 - 燃費
2WD:22.0km/L
4WD:20.6km/L
ハスラー Jターボ
- 価格(税込)
2WD:164.3万円
4WD:177.0万円
※カラーはピュアホワイトパール(+21600円)で算出 - 燃費
2WD:27.8km/L
4WD:26.2km/L
分析結果
クロスビーは200万円をオーバーしました。燃費は走り重視のためソコソコのレベルです。
ハスラーも160万円をオーバーしております。燃費はとても良いです。
どちらも割高のように思えるかもしれませんが、安全装備の「スズキ セーフティ サポート」を快適性のクルーズコントロールシステムやオートライトシステムが標準で装備されているので高目の設定となっています。
筆者はこれらの装備は付けた方が良いと思っており、買いグレードでオプションを付けるより上位グレードで標準装備の方が全体的にお得なため上位グレードを選択しました。
おそらく売れ筋もこれらの上位グレードだと想定しております。
で、結局どっちが買いなのかといいますと…
クロスビーとハスラーの価格差は、2WDで42.5万円、4WDで44万円です。
ただ、燃費ではハスラーが優れています。維持費も軽自動車なので優遇されています。
クロスビーとハスラーの年間維持費の差としては、筆者のザックリした試算でおよそ10万円位の差が発生しました。
なので、固定費の面ではハスラーが優れています。
初期費用の面では45万円位違い、固定費の面で年間10万円位違うことになります。
後部座席を利用しない方であれば、定員も2名で良いと思いますので安全性も問題なくハスラーが買いだと思います。
後部座席を良く利用する場合は、安全性の面からクロスビーが買いだと思います。
定員5名になることが想定される場合は、有無を言わずクロスビーが買いですね。
クロスビーとハスラーの違い まとめ
クロスビーの定員の説明から始まり、軽自動車と普通車の違い、クロスビーとハスラーとの違いと順を追って説明させていただきました。
クロスビー・ハスラーのそれぞれ魅力とコストパフォーマンスがわかって頂けましたでしょうか?
本記事では軽自動車のハスラーとしか比較しておりませんが、クロスビーは他のコンパクトSUV(CX-3・C-HR・ヴェゼル等)と比較しても全長が4mを切る最小クラスです。
取り回しの良さは抜群で、ハスラーとも遜色なく運転できるかと思います。
経済的には軽自動車のハスラーが良いですが、走りや安全性の面ではクロスビーに軍配が上がります。
もちろん、軽自動車のハスラーは定員4名までです。
クロスビー・ハスラーともに価格は少し割高ですが、価格に見合っただけの性能がありコスパの高い良くできたクルマだと筆者は思います。
価格の安いクルマだけを求めると、いわゆる「安物買いの銭失い」に陥りますので、その点ではクロスビー・ハスラーはおすすめできるクルマです。
どちらが良いかは甲乙つけがたいので、最終的にはあなたのライフスタイルに合わせて決めて頂ければと思います
とはいえ
「出来ることなら、なるべく安く抑えたい」
というが人情ですよね。良くわかります。出費は押さえて教育費や住宅費・または遊びに回したいところです。
そうなれば、軽自動車ハスラーを選択となるのですが、なんといっても定員が4人までですし後部座席の安全性も懸念されます。
極論を言いますと…
後部座席に人を乗せない⇒ハスラー
後部座席に人を乗せる⇒クロスビー
で良いと筆者は思っております。
ともあれ、よ〜くお考えになってあなたにとって良いカーライフをお過ごしください。
この記事が、少しでも参考になれば幸甚です!
そして、くれぐれも安全にはお気を付けくださいませ(^_^)/
引用:スズキ公式HP
※Xbeeを手に入れる近道
Xbeeの軍資金を貯める近道はマイカーの高額売却。リクルートが運営するカーセンサーは、複数業者へ査定依頼できる無料の一括査定サイト。これを使ってクルマを買い替えるのもありですね。入力も約1分です。※業者との連絡をなるべくメールにする方法
車一括査定のカーセンサーは申込直後に殺到する電話をメールにできる?